近年、電動自動車(EV)の普及が進み、それに伴い「EVのサブスクリプション(サブスク)」という新しい利用方法も注目されています。初期費用を抑えてEVを利用できる点が魅力ですが、実際のところ デメリット も存在します。
今回は、EVサブスクの「デメリット」 に焦点を当てつつ、それでもサブスクを選ぶべきケースについて解説します!
1. EVサブスクとは?
EVサブスクとは、月額料金を支払うことでEVを利用できるサービス です。リースやカーシェアとは異なり、メンテナンス費用や保険が含まれている ことが多く、契約期間も比較的短期間から選べるのが特徴です。
📌 主なEVサブスクサービス
✅ KINTO(トヨタ系)
✅ NOREL(IDOM系)
✅ Honda マンスリーオーナー(ホンダ系)
✅ EVモビリティ(eモビリティパワー) など
しかし、「便利そう!」 と思っても、実際に契約する前にデメリットをしっかり確認することが重要です。
2. EVサブスクのデメリット
EVサブスクには以下のようなデメリットがあります。
① 月額料金が高くなることが多い
サブスクは初期費用がかからず、月々定額で利用できますが、長期的に見ると購入やリースよりも割高 になることが多いです。
📌 コスト比較(例:日産リーフの場合)
利用方法 | 料金(目安) | 期間 | 総額(5年間) |
---|---|---|---|
EVサブスク | 約6〜10万円/月 | 5年間 | 約360万〜600万円 |
リース | 約4〜7万円/月 | 5年間 | 約240万〜420万円 |
購入(新車) | 約400万円 | 5年以上 | 約400万円(長期利用ならお得) |
▶ 結論:短期間(1〜2年)ならサブスクは便利だが、長期的には割高になりやすい。
② 途中解約が難しい
サブスクの多くは、最低利用期間が設定されており、途中解約には違約金が発生 することがあります。
📌 例:主要EVサブスクの最低契約期間
✅ KINTO:3年以上(途中解約は違約金発生)
✅ NOREL:3ヶ月〜(短期間OKだが、プランによる)
✅ Honda マンスリーオーナー:1ヶ月〜(柔軟なプランあり)
▶ 結論:気軽に乗り換えたい人には不向き。
③ 走行距離制限がある場合が多い
EVサブスクには**「月間○○kmまで」という走行距離制限** があることが一般的です。
📌 例:走行距離制限(EVサブスクの場合)
✅ 月間1,000〜1,500kmが上限(超えると追加料金発生)
✅ リースや購入なら無制限
▶ 結論:毎日長距離運転する人には向かない。
④ 充電環境が必要
EVはガソリン車とは異なり、充電が必要です。しかし、自宅に充電設備がないと不便 になることがあります。
📌 充電の問題点
✅ マンションや賃貸住宅だと充電設備がないことが多い
✅ 充電スポットが混雑している場合も
✅ 急速充電でも30分以上かかる(ガソリン補給より時間が必要)
▶ 結論:自宅に充電設備がないと、サブスクを契約しても不便に感じる可能性がある。
⑤ 車の選択肢が限られる
サブスクで選べるEVは、限られた車種のみ になります。好きなメーカーやモデルを自由に選べるわけではありません。
📌 サブスクで選べる代表的なEV
✅ 日産リーフ
✅ トヨタbZ4X(KINTO)
✅ ホンダe(Honda マンスリーオーナー)
▶ 結論:最新モデルや人気のEVに乗りたい場合、サブスクでは希望の車がないことも。
3. それでもEVサブスクがおすすめな場合
デメリットを踏まえた上で、それでもEVサブスクを利用したほうが良い場合もあります。
✅ ① 短期間だけEVに乗りたい人
👉 数ヶ月〜1年程度の利用なら、サブスクの方が便利!
✅ ② 初期費用を抑えたい人
👉 頭金なし&保険・メンテ込みなので、大きな出費を避けたい人に最適!
✅ ③ 最新EVを試してみたい人
👉 購入前にEVの使い勝手を体験する目的なら、サブスクは◎
✅ ④ 法人・ビジネス利用を考えている人
👉 事業用として期間限定でEVを導入する場合、サブスクは経費計上がしやすい!
4. まとめ:EVサブスクはメリットもあるが、デメリットも要注意!
ポイント | EVサブスク | リース・購入 |
---|---|---|
コスト | 短期なら安いが、長期だと割高 | 長期ならリースや購入の方が安い |
途中解約 | 不可または違約金あり | リースも条件付き、購入なら自由 |
走行距離制限 | あり(超えると追加料金) | リース・購入なら無制限 |
充電環境 | 必要(賃貸だと不便) | 購入なら自宅充電設備の設置も可能 |
選べる車種 | 限られる | リース・購入なら自由に選べる |
EVサブスクは 「短期間だけEVに乗りたい」「初期費用を抑えたい」 という人には向いていますが、長期利用や自由度を求めるなら、リースや購入の方がお得 になる可能性が高いです。
サブスクを検討する際は、利用期間や走行距離をよく考えて、自分に合ったプランを選ぶ ようにしましょう!
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